メモリーズオフ -Innocent Fille- for Dearest全クリ後感想(ネタバレ多大)

お久しぶりです。メモオフIFのFDが発表された時に寿命が伸びた人です。

 

ついに発売されたメモオフIFFD、全クリアしたのでルートごとの感想でもつらつらと怪文書にしたいと思います。

 

 

前回のはキャラ紹介とかから書いたんですげー長くなっちゃったので、今回はルート別の感想だけにしたい所存。例によってネタバレぶっぱなので絶対クリアしてから読んでくださいね。

 

 

ノエルルート

今回の僕の本命。そりゃそうですがIFのライトサイド、ベストエンド後の話です。

ヘヴィのも欲しかったなあ…

 

見たかったものが色々と見られたお話だったと思います。以前SSっぽいのを書いたとき*1にも入れたのですが、やはりお泊りイベントは必須ですよねぇ!いやあ分かってますねえさすがMAGESさん。

ノエルと神崎さんとの仲もある程度良好なところを見られて良かった。ま~~正直複雑よなぁ…とも思いますが。でもナオちゃんの友達ですから。

 

簡単に言えばこのルートは

・北海道編

・湘南編

・龍境温泉郷編+エンディング

の3本でお送りしてました。

北海道でクロエさんから電話でなくちょこだった時点で、なんとなくFDには声付きで出てはくれないんだろうなという、ちと悲しいお察しをしてしまいましたね。

その少し前、ノエルのアルバイト予定の話。正直モデルのノエルも見てみたかったナ~とか思いつつ、YuKuRuなら(ある程度)安心するわたくし。

このルートの累さんは瑞羽ルートと違ってなんかやらかしたわけではないので、北海道に戻っても特に問題なくクラスの人とも過ごしていることが垣間見えます。

湘南編では志雄がほんの少し出てきます。正直なところ言えばノエル&累+クロエ+志雄の絡み見たかったんですがどうやらダメだったみたいです。欲を言えばDLC、もしくは最近メモオフは小説出してなかったですが、IFFDのアフターの小説とかでこう…なんとかなりませんかね。色々夢があって面白いと思うんですけども。

温泉編は信・京子夫妻と4人で温泉旅行へ。6NRで出てきた龍境温泉郷、あの時はクロエルートでは行けなかったので信の解説も「ノエルちゃんが日本に来た年に出来た旅館」のような説明がありました。良い。

こういうゆったりした旅っていいですよね。僕も温泉旅行って大好きで、年何回かくらいのペースで行ってます。特になにか観に行くわけでもなく、散歩したり温泉入ったり。

スマホのくだりはそんなにいるかねぇとか思ったり。

リングを交換する際のCG、最高です。こういう笑顔をするノエルを見たくてず~っとここまでやってきたわけで。

 

エピローグでは累さんとノエルは同じ都内の大学の先輩後輩になっていました。ノエルから見ればお姉ちゃん、お兄ちゃん達もそうであったわけですし、こりゃまた大変エモ~~い(語彙力)。あとここのノエル多分ニーソですよね

エピローグだからしょうがないんですけど、僕としては正直大学編の前後をもっと掘り下げて欲しかったなあと。マジな話小説とかDLCとかで出してほしいです。来ないなら僕は勝手に妄想します。実際IFFDの文量は6NRとかと比べて少ない…んじゃない…か?気のせいかな。

「幸せになりましょうね」で終わるエンドって言えばやっぱりそれからagainのりかりんルートですか。僕はりかりんも大好きなのでよく覚えています。

もっと色々書けそうなんですが長くなりそうなのでこのへんで。

 

ところで、ノエルがフランス語でなんか言うシーンがたぶん0でした。明るいノエルを取り戻してくれた累さんに感謝。

 

寿奈桜ルート

前回の感想のところにも書いたんですが、僕この子嫌いなんで…

・神崎さんとのCGよかった

・両親がうざすぎる

 

以上です。

 

琴莉ルート

諸事情あって残りの3人は琴莉、柚莉、瑞羽の順番で書きます。

 

正直琴莉ルートってなんや…?ってFD発売前思ってたんですよね、どうやってやるの?と。 

通常、ファンディスクというものは本編でのその人のベストエンド後の話になることが多いと思います。が、メモオフIFには琴莉エンドというものがありません。

しかもこの世に三城琴莉という人間はもう存在しない、ということになっています。

 

開けてびっくり。なんとバッドエンド後のお話でした。主人公とヒロインが投身自殺した………と思われていたが実は生きていた、しかし2人とも記憶喪失になった状態で始まります。そんなFDあるんかい。正直驚きました。

 

ただ、さすがFD。本編であまり出来なかった琴莉とのイチャコラがたくさん見られます。惜しむらくはその設定上、物語のフィールドがとても狭いということくらいでしょうか。

 

あと、このルートたぶん琴莉のことは「琴莉ちゃん」と表示されるべきでは?これミスですかね?

最初はルイちゃんが実は記憶失ってなかったとか、昔は琴莉と呼んでいたことは覚えていたとかあるのかと思ってましたがなにも言及なかったんで…

僕の見落としだとか、それはこういうことだろ的なのあったら教えてください。

 

このルートで折鶴を折る選択肢を取ると、ラストで『琴莉から瑞羽へ』手渡されます。

FDに限らずIF本編からそうですが、柚莉・琴莉ルートの瑞羽っていったいどんな気持ちで累とか柚莉・琴莉と接していたんでしょう…

柚莉はまだいいかもしれません、言えないだけで生き別れた姉です。

琴莉は、自分(瑞羽)が死んだと思った柚莉が解離性同一性障害により生み出したもう一つの人格で、大きくなった琴莉はきっとこうなっていただろうと柚莉が想像した琴莉なわけです。

でも、身体は姉のもの。このFDの終盤で夜の海で1人考え事をしていた琴莉に対し優しく話を聞いてあげた瑞羽の気持ち、察するにあまりあるものがありますね。

 

このルートでは琴莉は柚莉を吸収して完全に琴莉になってしまいました。瑞羽もそうですがリーチも正直可哀想だよなぁ…と感じてしまいます。でも琴莉ちゃんが可愛いのでOKです。

 

書き忘れていました。このルートでは新しく生まれた琴莉の友人として、ノエルと寿奈桜ちゃん、特にノエルの出番が多いです。

この組み合わせは結構予想外でした。別ルートでありながらノエルの優しさを知ることが出来ます。

 

柚莉ルート

IFのダブルヒロインのうちの1人…と思われていたり、DLCが唯一存在したりしましたがIFFDのパッケージ絵でものすごく小さくなってしまった柚莉さん。ていうか瑞羽さんがでかくなりすぎたのでは。どうしてそんなに大きくなっちゃったんですか~~!?

 

個人的にこのルートで一番好きだったのは信に相談するところでしたかね。

信の今までの経験してきたことの多さ、深さをルイ達はほんの少ししか知らないけれど、1プレイヤーであるオイラはメモオフ1st~IFまでの分を知ってたわけで。

 

「いいんだよ!何言ってるんだ」

「何者にもなれる、無限の可能性があるんだぜ、キミぐらいの歳には!」

「やれることはある。だったら、あとは柚莉ちゃん自身がどう歩くかだよ」

 

この辺りのセリフがとても好きでした。信のこれらのアドバイスによって柚莉の悩みは解決。柚莉は色んな人と知り合って、交流して、笑顔になるのが好きであることを自覚します。信のアドバイスもなんというかだいぶおじさんお兄さんな言い方になりましたよね。お京さんの存在もあって、もう確実に攻略対象ヒロインとくっつくことは無いのも影響してるのかなあ。主人公たちとの歳の差も結構なものになっちゃいましたしね。

 

あとはリーチからの想いを告げられる(語弊がありそう)シーンは胸が熱くなるところでしたね。瑞羽ルートでは色々あったけど、このルートのリーチは、自身の願いが叶うルートなわけで。まあ神崎さんにはフラれちゃいますけど…でも相葉さんとおやおや?な展開だったりして。

 

琴莉ルートで折鶴を瑞羽に渡すシーンを見ていると、柚莉ルート冒頭に、IFの柚莉ベストエンド直後、『柚莉から琴莉』へ折鶴が供えられるシーンが追加されます。今はもういない、妹へ。

 

柚莉ルートクリア後の、タイトル画面で表示されるYuKuRuで働いてる柚莉のCGが眩しいです。とても似合ってて、とても楽しそうで。

瑞羽ルート

唯一全ての真相が分かるIFの瑞羽、冬エンド後の話。

まずは瑞羽の生活環境の大きな変化から描写され、瑞羽から見れば自分を救ってくれた人物の1人でもある累ちゃんのじーさんに挨拶に行ったりなんかスパリゾート行ったり。その後は色々あって湘南へ。

 

湘南に戻った後割とすぐの、芦鹿島の展望台でのCGが良かったなあ。このまま終わっちゃうのかなってくらい綺麗なシーンでした。

この後YuKuRuで"ノエルちゃん"と再会しちゃうんですよね。いやあ参った…

IFの春エンドってなんだったんでしょう。柚莉琴莉ダブルエンド並にIFなエンドだったってことでしょうかねぇ…

ノエルちゃんから色々と聞かれるとこの緊張感半端じゃないので○ボタン押すのが怖かったですね。声優さん達の演技力すっげーんすわ。ものすごく弱気な瑞羽かわいい。

 

キリとの面会シーン。石倉さんの件はまあいいとして、ノエルちゃんを呼び出したのも全部キリでしたっていうのはいささか…とは少し思いましたが。最終的にほんとにリーチがしたことって、秋村先生をぐるぐる巻きにしたこと、瑞羽の誘拐とルイを殴ったことでした。うーむ。

 

その後ついに柚莉と琴莉(瑞羽)が再会。FDの瑞羽ルートで一番観たかったものですよね。

「ごめん」じゃなくて「ありがとう」。いいですよね。昔何かでもこの表現を見た気がしますが忘れてしまいました。メモオフだったかな?なんかギャルゲだったような気がしたのですが。

再会の証に、『柚莉から瑞羽へ』折鶴が渡されます。

 

「琴莉ちゃんだから小鳥…じゃなくて。羽ばたく翼を持っている瑞羽ちゃんだから」

 

これで琴莉、柚莉、瑞羽ルートで観られるクロスオーバーイベントは終わりです。最初どうしてもここのCGやタイトルリストが埋まらなくて困りました。散歩よりもすることがあったということです。

 

終盤、瑞羽はなんやかんやあって林女に復学、卒業します。1年間また離れ離れになってしまったけど、ルイも無事札幌海陵を卒業。正直瑞羽の学校問題どうすんだろと思ってたので、丸く収まってほっとしました。このルートでもノエルちゃんは神崎さんと友達になったようです。良いですねえ。

ところで、この卒業のシーンでノエルの名前が嘉神川さん表記になっててちょっとショック。向こうはまだ累さんと読んでくれてるのに…

まあこれがショックなのは僕がノエルスキーだからでしょう。仕方なし。

 

まとめ

いやあついにメモオフIFのFDもクリアしてしまいました。欲張りさんなので、もっと!と叫びたい気持ちでいっぱいですね。DLC、小説、FD2……フフフフ

とはいえ売上はやはり現代のアドベンチャーゲームって厳しいんだなあ…と思わされますね…

参考資料:

dengekionline.com

Switch版が一番売れたようです。これは意外。

でも確かに、自分の都合に合わせてTVに繋げて大画面で遊んだり、ドックから外して携帯機モードで遊べるSwitchはこういうゲームに結構向いてるのかもしれません。

自分はいつも通りDMM版。IFのとき、確かSteam版も出るとか書いてあった(今もHPに掲載されています)気がするのですが一体いつ出るんだ…………

DMM版はハッキリ言って不便なのでSteam版出たら多分そっちも買います。

ていうか、お高い版買えばよかったかな…と後悔。しかし10万はやはりなかなか厳しいぜ。

 

総じて、今回のIFFDはIF本編のキャラ達との違和感もほぼなく、(相葉さん便利に使いすぎやろとは少し思いましたが)IFをクリアした方は是非プレイすることをオススメしたいと思います。まあIFをクリアした方でFDは買ってない、なんて方はほとんどいない気がしますが……

IFのテーマ曲はLast memoriesでした。FDのはFinal memoriesとかかな~と思ってたらSmile memoriesでなんというか、普通だったなあと。

なんやかんや続…いてほしいですが、もうIFFDで終わりだとしてもそれは仕方のないことです。僕に出来るのはメモオフの布教活動くらいですが、なぜか全然成功しません。いわゆるギャルゲーという分野がもう落ち目なのかもしれませんね。そういう僕だってもうメモオフ以外のギャルゲを新しく始める気にはあまりならないですし…と言いつつ昨年夏にSummer Pockets買いましたけどね。あれも面白かったのでオススメします。

 

前の春に行って以来、江ノ島に行けてなかったのでそろそろまた行きたいなあ。金土日に行けばノエルルートに出てくるキーホルダーを作ってもらえるようです。あれ欲しい。

 

それではIFFDの怪文書はこのへんで。例によってコメントやツイッターでリプライくれると嬉しいです。ではもう何周目か分からないノエルルートに戻るんで…

 

 

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これ本当にすき。このシーンに関する補足説明を要求します。食いしん坊め!



 

 

 

 

総評には書きたくなかったのでここに。(愚痴なので読まないことを推奨します)

 

このゲーム、誤字脱字多すぎです。何周もすれば分かるとかでなく、初週の初見で一発で分かるような誤字脱字があまりに多く目につきます。正直アドベンチャーゲームでこんなに誤字脱字で萎えたの初めてでした。デバッグは1人でスキップしながらやったのかな?とかそういうレベルです。

あまりに数が多く、デバッグうんぬん以前にそもそも打った人間どうなってんの?と思う程です。

コレに関してはマジでとっとと修正アプデをお願いしたく、ユーザーアンケートにもスクショ付で書きました。

もちろん過去メモオフにだって多少そんなのはありましたが、今回は相当あったように感じます。愚痴終わり。

 

 

*1:クオリティには期待されぬよう